窮鼠猫を噛み。
そこにほんのすこーしバイ菌を付ける。
付けられた時は何も分からない。本人も分からない。その程度。
でもそのバイ菌は恐ろしい。
なぜなら、「時間」を栄養にして生きるから。
「時間」が経てば経つほど育ち、十分に「時間」を摂取したらその時、身体を蝕み始める。
本人が違和感を感じ始めたらもう手遅れ。だってもうその時にはなぜこの違和感があるのか、どうしたら止まるのか分からない。
なぜなら「時間」は人の記憶をゆっくりゆっくり奪っていくものだから。
戦闘態勢も整っていない。
「違和感」は「苦痛」に変わり、「苦痛」は「生き地獄」に変わる。
「生き地獄」、死んだ方がマシだと心から強く、強く感じられるほどに。
おめでとう、アイツはもう終わりだ。
どんな人間も、「時間」には勝てない。
アイツが愚かであればあるほど、勝てない。
学歴も、持っている財産も、家柄も、肩書きも、関係ない。
この世に「時間」がある限り、人間は平等だと思わないか。
私はそうやって、戦う。
これからもし、大きな理不尽に巻き込まれたら。